「DRCグラン・エシェゾー」の畑の広さは3.52ヘクタール。
DRC社の中では「ロマネ・コンティ」「リシュブール」に次いで小さなブドウ畑です。
一部の畑は賃貸となっており、年間約1150ケースのワインが製造されています。
ちなみに約1150ケースを本数に換算すると約1万本ほどになります。
「グラン・エシェゾー」の名前の由来は「DRCエシェゾー」を造るブドウ畑の区画に対し、面積が広かった為に「エシェゾーより広い」という意味合いで「グラン・エシェゾー」と名付けられました。
グラン・エシェゾーの畑がエシェゾーより広かったのは昔の話で、現在ではエシェゾーの畑の方が広く、グラン・エシェゾーの倍の本数のワインが造られています。
「グラン・エシェゾー」の畑では、平均樹齢40年~70年近いピノ・ノワールを全て手摘みで収穫し、手間のかかるワインづくりをしています。
中には1926年に植えられた最年長のブドウの樹があるそうです。
栽培するにはデリケートと言われているピノ・ノワール種をこれだけ長生きさせた上で上等のワインを造るのですから、世界中のワイン好きが注目する理由も納得できます。
老齢のブドウの樹から丁寧に摘み取られた実で造られたワインは、新樽率100%のオーク樽で醸造されます。
これだけ手間をかけられた「グラン・エシェゾー」の味わいは「深い森を散策する夢見がちな貴族」という表現をされ「男性的でコクのある素晴らしいワイン」であると証明されています。
ピノ・ノワールからできるワインは果実感とアロマが素晴らしいと称されますが、グラン・エシェゾーはプルーンやブラックベリーのようなアロマを持ち、口に含んだ瞬間、オーク樽の熟成由来の繊細でエレガントな香りが広がると言われています。
ジビエなどのクセのあるお肉と合わせて楽しんでみてはいかがでしょう。