カリフォルニアでワイナリーを経営するロバート・モンダヴィ氏と、「シャトー・ムートン・ロートシルド」をはじめとする数々のシャトーを所有するフィリップ・ロスチャイルド男爵。この二人が出会った事により、カリフォルニアワインにとてつもないワインが誕生しました。
その名も「オーパス・ワン」
スタイリッシュでシンプルなラベルには、二人の創始者の横顔が描かれています。
「オーパス・ワン」がどれほどとてつもないワインかと言いますと、今をさかのぼること40年ほど前の1976年フランスのパリ。
「フランスワイン対カリフォルニアワイン」という世紀のブラインドテイスティング大会で、数々の一流シャトーを破り世界一に輝いたワインなのです。
重要なのはこの大会がカリフォルニアで行われたのではなく、ワイン大国の「フランス」で行われた事。
これがきっかけでオーパス・ワンは脚光を浴び「世界で最も有名なカリフォルニアワイン」と呼ばれるようになりました。
「オーパス・ワン」の名前は音楽用語の「作品番号1番」に由来します。
これはフィリップ・ロスチャイルド男爵が「一本のワインは交響曲、一杯のグラスワインはメロディのようなもの」というコンセプトから命名したそうです。
オーパス・ワンのワイナリーはナパ・ヴァレーの一等地「オークヴィル」にあり、そこで造られるカベルネ・ソーヴィニヨンは特別なブドウとされています。
収穫数を減らし、剪定や果実を厳選してワインづくりに挑む為、高品質だけど生産数の少ないワインです。
ファーストヴィンテージである1979年ものは非常に高値で取引されています。
近年、景気が回復するにつれ日本人のファンも増え、プレミアムなワインとして特別な時に楽しむワインとして人気急上昇です。